ワイズのリハビリテーション = 社会のニーズをとらえたリハビリプログラム

ワイズの事業における脳血管疾患分野での医療連携

維持期・生活期のニーズに応えるリハビリプログラム

ワイズの事業は、病院を退院後のリハビリを求める方々に対し、
自費型リハビリサービスの提供を通じ、社会にとって新しい価値の創造を目指しています。

脳血管疾患特化型リハビリ施設

脳梗塞リハビリセンター

脳梗塞リハビリセンターは、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患に特化し、病院でもデイサービスでもないまったく新しいリハビリサービスを提供する施設です。

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特徴1

およそ2時間半の
完全マンツーマン対応

およそ2時間半の完全マンツーマン対応

1回2時間半の充実のボリュームで、完全マンツーマンリハビリを行います。

リハビリはその「質」と「量」が非常に重要とされています。完全マンツーマンのため、利用者さまおひとりおひとりによって異なる症状、マインド、その日の状況まで把握しながら無理なくみっちりとリハビリを適切に進めていくことが可能です。

特徴2

脳梗塞リハビリの専門家
(スペシャリスト)による
オーダーメードリハビリプログラム

脳梗塞リハビリの専門家(スペシャリスト)による
オーダーメードリハビリプログラム

脳梗塞リハビリセンターのスタッフは、鍼灸師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、トレーナーといった脳血管疾患後遺症リハビリを知り尽くしたスタッフが各々の専門スキルを活かし、チーム全体としてリハビリにあたります。

利用者さまの目標に合わせて短期~長期のリハビリプランを計画し、改善状況によってその都度計画を修正、再計画していく「オーダーメード」プログラムは、まさに他にはない手厚いリハビリサービスと言えます。

特徴3

ADL改善だけでなく、
個々の症状や
目標(職場復帰など)に
対応したリハビリメニュー

ADL改善だけでなく、
個々の症状や目標(職場復帰など)に対応した
リハビリメニュー

一般的なリハビリは、ADL改善をひとつの指標としていますが、脳梗塞リハビリセンターでは、その先にある個人が実現したい具体的な目標まで見据えたステップアップを目指します。

職場復帰をはじめ、「趣味をまたやれるようにしたい」「また旅行にいけるようになりたい」など、利用者さまごとに目標はさまざまです。

長期的な目標から逆算し、改善計画を一歩ずつ進めていくための計画を立て、改善を諦めたくない方々のお気持ちに応えることを目的としたリハビリを進めていきます。

「60日間改善リハビリα」

脳梗塞リハビリセンターが提供する「60日間改善リハビリα」は、施設と自宅でのそれぞれのリハビリを組み合わせ効果を最大化するリハビリプランです。さらに、プラン終了後1か月・3か月・6か月時点にアフターカウンセリングを行う万全のサポート体制です。

カウンセリング+特別プログラム体験

お身体状況の確認、お悩みや目標についてお伺いし、実際にリハビリを体験いただきます。
リハビリと併せて評価を行うことで、症状が起きている仕組みと実施すべきリハビリの方向性をプランニングしご提案させていただきます。

リハビリ

<施設内リハビリの説明>

鍼灸

WHOでも効果が認められている鍼灸を、利用者さまの体調を見極めて施します。

脳・感覚を刺激し、後遺症の緩和を狙うだけではなく、身体全体の不調の緩和(むくみ、筋緊張の緩和、冷えなど)へのアプローチも行い、身体全体のバランスを整えます。

PT・OT・ST

運動を健側で補うという発想にとどまらず、患側も含めたアプローチにより体全体のバランスを整え、機能改善を図リます。

利用者さまの状態や目標も加味し、手技だけでなく認知神経的リハビリアプローチも行います。高次脳機能障害には言語療法も行います。

トレーニング

自宅ではできない器具も用いたトレーニング、リハビリを通じ、覚え直した動きを定着させるために必要な筋力・体力をつけます。

麻痺により崩れたバランスを考慮し、体幹を中心に症状に併せて必要な部位を鍛えます。

施設内リハビリ

60日間、施設でのマンツーマンリハビリ全14回を週2ペースで徹底的に行います。

脳梗塞、脳出血など脳卒中の専門家である鍼灸・理学療法士または作業療法士・運動トレーナー(症状や体力により)が完全マンツーマンで、1回2時間半のリハビリを行います。(言語聴覚士による失語症のリハビリは1回1時間)
おひとりおひとりの症状を正確に評価し、60日後に定める目標に向けて計画的なリハビリを行っていきます。

自宅リハビリサポート

リハビリでの学習効果を定着させるため、独自の自主リハビリ教材を使用した自宅でのリハビリ方法を指導します。

再評価・再設計

リハビリ状況をカウンセリングシートに記載し、計測データをストックします。
定点的にご利用者さまへフィードバックし、今後のリハビリ方針を相互理解のもと進めていきます。

3~6ヶ月を目処にした改善を目指す

アフターカウンセリング

プラン終了後1か月・3か月・6か月時点で実施致します。生活の中での不具合や、自主リハビリを続ける中での疑問、お身体の状態についてなど、気軽にご相談ください。リハビリ終了から半年後までしっかりサポート致します。

ケーススタディ

脳梗塞リハビリセンターのリハビリを通して、さまざまな症状、年代、背景を抱える人たちが、効果を実感していただいています。

CASE:01T様 (46歳・女性)

  • 診断名脳出血右片麻痺
  • 要介護度4
目標
「職場復帰したい(調理師)」 「車やバイクを運転したい」
目標
「職場復帰したい(調理師)」
「車やバイクを運転したい」
発症日 2014年2月21日
初回通所日 2015年5月15日
症状 入浴動作に介助を要する
利用状況 週1回
リハビリメニュー 鍼灸・PT・ST・運動トレーニング
Br-stage 4-4-5
改善データ5m歩行

【初回】杖+装具歩行可11秒(18歩)
⇒【4ヶ月後】フリー歩行可9秒(14歩)

現在職場復帰できた(飲食店接客)

CASE:02I様 (68歳・男性)

  • 診断名脳挫傷左片麻痺、高次脳機能障害
  • 要介護度3
目標
「杖使用による職場復帰」 「難しいだろうがゴルフをしたい」
目標
「杖使用による職場復帰」
「難しいだろうがゴルフをしたい」
発症日 2014年5月22日
初回通所日 2015年7月27日
症状 移乗、更衣動作などほとんどのことに介助を要する
痙縮に加え、病態失認、注意障害、半側空間無視、記憶障害(1日前の事を忘れる)による認知的操作、運動機能低下を認める
利用状況 週3回
リハビリメニュー 鍼灸・PT・ST・運動トレーニング
Br-stage 3-2-3
改善データ5m歩行

【初回】歩行不可⇒【1ヶ月後】介助歩行48秒(24歩)
⇒【3ヶ月後】監視歩行69秒(31歩)
⇒【4ヶ月後】監視歩行45秒(24歩)

現在パターが打てるようになった

CASE:03K様 (78歳・女性)

  • 診断名脳梗塞右片麻痺
  • 要介護度1
目標
「杖を取って小走り出来る様になりたい」
目標
「杖を取って小走り出来る様になりたい」
発症日 2014年10月21日
初回通所日 2015年5月21日
症状 入浴、トイレ動作に介助を要する
利用状況 月1回の短期集中プラン(5日連続)
リハビリメニュー 鍼灸・PT・運動トレーニング
Br-stage 5-5-5
改善データ5m歩行

【初回】歩行可8.2秒(14歩)
⇒【5日後】小走り6秒(14歩)

現在小走りできるようになった

医師の推薦

特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所 理事長
株式会社ワイズ 社外取締役
医学博士
上 昌広 特任教授

1993年 東京大学医学部医学科卒業
1993–95年 東京大学医学部附属病院 内科研修医
1995年 東京都立駒込病院 血液内科医員
1999年 東京大学大学院医学系研究科修了
1999–01年 国家公務員共済組合 虎の門病院 血液科医員
2001–05年9月 国立がんセンター中央病院 薬物療法部医員
2005年 10月 東京大学医科学研究所 特任教授
2016年 4月 特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所 理事長。
星槎大学共生科学部客員教授。周産期医療の崩壊をくい止める会事務局長、現場からの医療改革推進協議会事務局長。

私は「脳梗塞リハビリセンター」に
大きな期待を寄せています。

「脳梗塞リハビリセンター」には、多くの熱意あるスタッフが集っています。彼らのもと積み上げられる実績は、脳梗塞の後遺症のリハビリ技術に関するエビデンスの提供に大いに役立つことでしょう。

研究の成果を利用者の皆さん、多くの患者さん、関わるスタッフ、社会とともに分かち合っていきたいと思います。

長崎大学 名誉教授
長崎市障害福祉センター長
医学博士
穐山 富太郎 名誉教授

1936年 長崎県に生まれる。
1961年 長崎大学医学部卒業。
1984年 長崎大学医療技術短期大学部教授。
2001年 長崎大学医学部保健学科教授。
2002年 長崎大学名誉教授、長崎市障害福祉センター長、医学博士。
長崎大学医学部講師、長崎県立整肢療育園々長を経て、現在に至る。

その存在価値は大きく、
今後の社会的役割に
大きな期待を寄せています。

学的リハビリ、職業的リハビリと並行させて社会的リハビリに取り組むトータルリハ(total rehabilitation)アプローチが理想的なリハビリのあり方ですが、いつまでも健康で自分の足で歩き、第二、第三の人生を歩む。そんな社会を創ることを理念とする「脳梗塞リハビリセンター」はいわば「社会的リハビリ」を目指しており、その存在価値は大きく、今後の社会的役割に大きな期待を寄せています。

医療法人社団 鉄医会 理事
医療ガバナンス学会 理事長
医学博士
久住 英二 理事長

1999年 新潟大学医学部卒業
1999年 国家公務員共済組合連合会虎の門病院にて内科研修開始
2005年 同 血液科スタッフ
おもに成人の造血器悪性腫瘍に対する臍帯血移植の臨床開発に従事
2006年 東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム 社会連携部門 客員研究員
2008年 JR立川駅のエキナカにナビタスクリニック立川を開設、現在に至る。

脳梗塞リハビリセンターが
この世に生まれたことは
大変意義深いと考えます

私の外来に通院されている方で、デイサービスに通ってリハビリテーションを受けている方はいらっしゃいます。しかし、その内容はレクリエーションのレベルであり、日常生活能力改善に向けての積極的なリハビリテーションを実施している施設はほとんどありません。

脳梗塞リハビリセンターでは「もっと機能を回復させたい」という方に、鍼灸も組み合わせて、集中的にリハビリテーションをおこないます。身体や認知機能が改善すれば、要介護度が低下します。そうなると、この取り組みは、介護保険における慢性期リハビリテーションのあり方に一石を投じることになります。

今後、高齢社会のインフラとなるべく、日本全国に展開して欲しいと期待しています。

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