若くして起業し、大手企業の最年少役員という重責を担いながら長年に渡り経営の第1線を走りぬいてきた経営のプロフェッショナル。
店舗の1現場担当から実務を着実に積み重ね、経営にまでのキャリアアップを果たしてきた店舗運営のプロフェッショナル。
この2人が出会ったことで、ワイズの挑戦は始まりました。
異なる2人のプロフェッショナルのキャリアの掛け算の解は、簡単に数値化できない「無限」の可能性を引き出す推進力となり、今ワイズの活動を前へ、前へと動かしています。
私は、2013年に持病だった腰椎椎間板ヘルニアを悪化させ、手術を受けました。入院中は寝ているだけの沈みがちの生活でしたが、その後リハビリを行っていくことで、少しずつ歩けるようになり、気持ちも明るくなっていくことを経験し、「自分の足で歩くことができる」ということの重要さを心から実感しました。ビジネスマンとして約20年間ITサービス事業に携わってきましたが、このことをきっかけにヘルスケア事業での起業を真剣に考え始め、2014年2月に株式会社ワイズを設立致しました。
歩くことを助けられる仕事はどんなものがあるだろうと考えた時、まっさきに思いついたのが高齢者へのデイサービス「アルクル」です。デイサービスにも様々な形がある中、いわゆる「レクリエーション型」ではない、本格的な運動を行う機能訓練型リハビリデイサービスこそがこれからの社会に必要ではないかと。サービス開始からおかげさまで順調に利用者が伸びており、改善数値を見ていても、この事業を立ち上げた想いが果たせていると実感しています。
アルクルを運営している中でひとつの出会いがさらなる転機となりました。
脳血管疾患の病院での治療やリハビリを終えた方の退院後のリハビリ環境は主として介護保険を利用した環境があります。しかし、介護保険施設では週の利用回数が限られているため、社会復帰という目標のために十分な必要なリハビリができていない、というお悩みを抱えていらっしゃる利用者さまがいらっしゃいました。このような方のお悩みに応えることができないか、という想いから、2014年9月に「脳梗塞リハビリセンター1号店(本郷)」を設立するに至りました。
設立から1年5ヶ月が過ぎ、現在では5施設まで拡大しましたが、これまでに当リハビリセンターにお越しいただいた方は700人を超え、東京・神奈川・千葉の施設近隣のみならず、北は北海道から南は福岡まで全国から通っていただいております。また最近はドイツや中国といった海外からも短期集中リハビリでお越しいただいております。
働き盛りの年代の方を中心に社会復帰や機能回復を切に願う方々が多く通っていただいおり、最近では、医師やそのご家族の方々からもご予約をいただくことも増えてきており、少しずつではございますが新しい選択肢の一つとして世に認知されつつあると感じています。
今後、私たちは「自分の目標や症状に応じたリハビリ環境が整っていない」「介護保険施設ではグループリハビリで個別機能訓練が少ないため維持はできても効果が期待できない」といった声にも対応できる、そして、「リハビリを続けたい」という思いを支える選択肢の一つとして人の頭に自然と浮かび上がる存在になるため、さらに全国各地に施設を増やし、多くの後遺症にお悩みの方々にリハビリを受けていただく機会を増やしていきたいと考えております。
また、今後の技術進歩と在宅介護の流れに向けて、「IT×リハビリ」にもチャレンジしていきます。様々な事情により、通所できない方やご自宅でもっとリハビリをやりたい方、リハビリロボットなどの最新機器を使用したい等の要望にもお応えしていきます。
会社とは人の集まりで、人は縁あって集まってきていると思いますので、今は様々な事情により実現できていなくても、思えば必ず実現できるものだと信じています。この信念を元に、これから大きく社会に変革をもたらすべくあらゆることに挑戦していきたいと考えています。
代表取締役社長兼COO
伊藤 康祐
私は、主に店舗開発責任者として、当社のコア事業である脳梗塞リハビリセンターの施設オペレーションやサービス開発を日々行っています。
その中から日々聞こえてくる利用者さまの声として、「雨の日でも外出が怖くなくなった」
「またバドミントンができるようになった」
「母が夜、介助なしでもトイレに行けるようになった」
等々、さまざまなお喜びの声を多くいただいています。さらに、「こういう施設をずっと探していた」「もっと早く来たかった」というお言葉を聞くたびに、改めて脳梗塞の後遺症にお悩みの方々にとって医療保険でもない、介護保険でもない、第3の選択肢として自費リハビリ施設の必要性をひしひしと肌に感じております。
数年前に退院して何もしていなかった方々が体験初日に体の使い方、注意の向け方を少し変えただけでも、ご本人やそのご家族にとって大きな変化や感動が起こることもあります。まさに、私たちの生み出したリハビリ施設のもつポテンシャルの大きさを目の当たりにする瞬間です。
こういったお喜びの声をいただけるのは、利用者さまのことを第1に考え、自らの技術と経験を最大限活かして施術に取り組んでいる鍼灸師、 PTやOT、STといったセラピスト、トレーナーからなるスタッフの日々の努力の賜物だと考えています。 当リハビリセンターには、脳梗塞の後遺症に特化した知識を習得し、施術経験を積み重ね、期間の制限なく利用者さまの改善をなんとしても果たしたいという強い想いを抱いたスタッフが集まっており、利用者さまお一人お一人のお悩みに真摯に向きあって日々リハビリをサポートしています。また、異なる国家資格、アプローチ手法をもつスタッフ間での勉強会にも大変熱心に取り組んでいます。こういった多様なバリエーションのスタッフ間で脳血管疾患のリハビリについて知識を研鑽し合う環境はまったく新しい取り組みであり、今後さらに効果的なサービスを創り上げていく地盤は着々と進行している実感をもっています。
今後、ITやロボット技術などの先進技術も積極的に取り入れながら、ご自宅も含めた総合的なリハビリ環境をさらに充実していきたいと考えております。
利用者さまがリハビリに求める「成果」は人によってさまざまです。当リハビリセンターでは、期間の指定がないからこそ立てられる高い目標、例えば「車いすでなく装具でも歩きたい」「装具を取って歩きたい」
、「元の職場に復帰したい」、「オートバイにまた乗りたい」、「ゴルフがしたい」、「旅行に行きたい」など、数カ月で叶うものから、一年以上リハビリを続けていく必要があるものまで、目標に応じて計画を立てさせていただいています。
そういったリハビリテーションのプランニングは従来のリハビリになかった発想ではないでしょうか。しかしながら、本当に後遺症を乗り越えたいと切実に希望している方々にとっては、新しい選択肢として必要な発想であると思っています。私たちは利用者さまの声に常に耳を傾けながら、本当に求められている新しいサービス創出に積極的にチャレンジしていきます。
今後も、可能な限り利用者さまの目標達成のお手伝いさせていただくことによって、みなさまの社会復帰やQOLの向上に最大限貢献できるようスタッフ一同精進してまいります。
会社名 | 株式会社ワイズ(Y’s,Inc.) |
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所在地 | <本社> 〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目11番44号 赤坂インターシティ 10階 <バックオフィスセンター> 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-16-8 ISM ASAGAYA 9階 |
TEL | 03-5542-0785 |
FAX | 03-5542-0786 |
info@ys-j.co.jp | |
役員 |
代表取締役会長兼CEO 早見泰弘 代表取締役社長兼COO 伊藤康祐 取締役 槌屋英二 取締役 天城龍一 監査役 和泉澤雄 副社長 執行役員 國浦政人 執行役員 唐沢彰太 |
設立年月日 | 2014年2月4日 |
資本金 | 10,000,000円 |
事業内容 | ■BtoC事業 リハビリ事業
■BtoB事業 |
取引銀行 | 三井住友銀行 みずほ銀行 |
主な加盟団体 | 公益社団法人 日本脳卒中協会 特定非営利活動法人 日本脳卒中者友の会 脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会 |
2014年2月4日 | 株式会社ワイズ設立 |
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2014年2月4日 | リハビリ&フィットネス型デイサービス「アルクル」1号店(板橋区南町)の認可取得 |
2014年3月1日 | 株式会社ワイズとして正式に事業開始 |
2014年9月4日 | 脳血管障害特化型リハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」1号店(文京区本郷)開設 |
2018年8月31日 | 医療従事者専門サイト「m3.com」運営のエムスリーグループにジョインする |
2022年1月/3月 | 居宅介護支援、訪問介護等のサービスを提供する株式会社ベスト・ケアー(NSGグループ)へ、ヘルスケア事業とアルクル事業を譲渡 |